「ピラティスに興味はあるけれど、マットピラティスとマシンピラティスの違いがよくわからない」。そんな声をよく耳にします。スタジオの案内を見ても、専門用語が多くてイメージしにくいかもしれません。

マットピラティスは、名前のとおりマット1枚の上で行うピラティスです。大きな器具を使わず、自分の体の重さと呼吸を使って、体の使い方を一つひとつ確かめていきます。シンプルだからこそ、奥が深い運動でもあります。

この記事では、マットピラティスとは何かを、成り立ち・特徴・マシンとの違い・向いている人の順にやさしく整理します。あわせて、マットピラティス専門のパーソナルピラティス VERT34が、なぜマット1枚・1対1にこだわっているのかもお伝えします。

結論:マットピラティスは「マット1枚で体の使い方を見直す」運動です

最初に、この記事の要点をまとめます。

  • マットピラティスは、器具を使わずマットの上で行うピラティス。自分の体重を負荷にして、呼吸と動きを合わせながら体をコントロールしていきます
  • マシンピラティスと比べると、道具が少なく、覚えた動きを自宅でも思い出しやすいのが特徴です。一方で、自分で体を支える場面が多く、丁寧さが求められます
  • 運動が久しぶりの方や、体の使い方を基礎から見直したい方に向いています。1対1で教わると、自分のクセに合わせて進めやすくなります

ここからは、それぞれの内容をもう少し詳しく見ていきましょう。

マットピラティスの定義と、ピラティスの成り立ち

マットピラティスを理解するために、まずはピラティスそのものの成り立ちを簡単に振り返ります。細かな年代よりも「どんな考え方で生まれた運動なのか」をつかむことが大切です。

ピラティスは20世紀前半に考案されたエクササイズ

ピラティスは、20世紀前半にドイツ出身のジョセフ・ピラティスという人物が考案したエクササイズです。彼の名前がそのまま運動の名前になりました。本人は当初、この方法を「コントロロジー」と呼んでいたといわれています。

コントロロジーという言葉のとおり、ピラティスの根っこにあるのは「自分の体を自分でコントロールする」という考え方です。ただ体を動かすのではなく、どこを使って、どう動いているかを意識する。この姿勢は、現在のピラティスにも受け継がれています。

その後、ピラティスはアメリカを中心に広まり、ダンサーやアスリートの体づくりにも取り入れられてきました。現在では、運動が得意な人だけでなく、日常の体の使い方を見直したい人にも親しまれています。

「マット」が基本とされる理由

ピラティスには、マットで行うものと、専用の器具(マシン)を使うものがあります。どちらもピラティスですが、マットの動きは基本として位置づけられることが多いです。

マットでは、体を支えるものが床と自分の体しかありません。そのため、呼吸・体幹・背骨の動かし方といったピラティスの基本要素を、ごまかさずに練習しやすいのです。マシンは、こうした動きを補助したり、変化をつけたりする道具として発展してきたと考えるとイメージしやすいでしょう。

マットピラティスの主な特徴

マットピラティスには、ほかの運動とは少し違う特徴があります。代表的なものを4つ紹介します。

自分の体の重さを使って動く

マットピラティスでは、ダンベルなどの重りを基本的に使いません。負荷になるのは、自分の腕や脚、胴体の重さです。

たとえば、仰向けで脚を持ち上げるだけでも、お腹まわりで体を支える必要があります。「ただ脚を上げる」のではなく「背中を安定させたまま脚を動かす」ことで、体の内側を意識しやすくなります。重りがなくても、やり方次第でしっかり体を使う運動になるのです。

呼吸と動きを合わせる

ピラティスでは、呼吸をとても大切にします。一般的には、胸郭(あばら骨まわり)を横や後ろに広げるように吸い、吐きながらお腹を薄くしていく「胸式呼吸」を用います。

吐く息に合わせて体を動かすことで、お腹の深い部分を意識しやすくなります。最初は呼吸と動きを合わせるだけで精一杯かもしれません。それで大丈夫です。回数を重ねるうちに、自然とリズムがつかめてきます。呼吸が深くなると、動きそのものも落ち着いて行いやすくなります。

小さな動きを丁寧に行う

マットピラティスの動きは、見た目にはとても地味なことがあります。骨盤を少し傾ける、背骨を一つずつ丸めていく、といった小さな動きが中心です。

しかし、この小さな動きを正確に行うのが意外と難しいのです。普段の生活では、背骨を一つずつ動かすような場面はほとんどありません。そのため、最初は思ったように動かせなくても当然です。勢いに頼らず、ゆっくりコントロールすることで、普段あまり意識しない部分に気づけるようになります。量よりも質を大切にする運動だといえるでしょう。

道具が少なく、場所を選びにくい

マットピラティスに必要なのは、基本的にマット1枚分のスペースです。大きな器具がいらないので、覚えた動きを自宅で思い出して行いやすいという良さがあります。

スタジオで教わった内容を、家で少しだけ復習する。そんな続け方ができるのも、マットピラティスならではの魅力です。

マシンピラティスとの違いをかんたんに整理

マットピラティスとよく比べられるのが、マシンピラティスです。マシンピラティスでは、リフォーマーなどスプリング(ばね)の付いた専用器具を使います。主な違いを表にまとめました。

比べるポイント マットピラティス マシンピラティス
使うもの マット1枚と自分の体 スプリング付きの専用器具
負荷のかけ方 自分の体重が中心 スプリングで負荷や補助を調整
自宅での再現 思い出して行いやすい 器具がないと再現しにくい
求められること 自分で体を支える丁寧さ 器具の使い方に慣れること

どちらが優れているというより、特徴が違うと考えるのが自然です。マシンにはマシンの良さがあります。

たとえばマシンでは、スプリングが動きを支えてくれるため、ひとりでは難しい姿勢をとりやすくなる場面があります。反対にマットでは、支えがない分だけ、自分の体をどう使っているかに気づきやすくなります。「器具の力を借りて動く」か「自分の体だけで動く」か。この違いが、両者を分ける大きなポイントといえるでしょう。道具・難易度・料金の違いをさらに詳しく知りたい方は、マットピラティスとマシンピラティスの違いを比較した記事をご覧ください。

マットピラティスが向いている人・始める前に確認したいこと

マットピラティスは、特別な運動経験がなくても始めやすい運動です。ここでは、向いている方の例と、始める前に確認しておきたいことを紹介します。

こんな方に向いています

  • 運動がしばらく久しぶりで、ゆっくり体を動かすところから始めたい方
  • 激しい運動より、自分の体と向き合う時間をつくりたい方
  • 姿勢や体の使い方のクセを意識しやすくなりたい方
  • 教わった動きを、自宅でも少しずつ続けてみたい方
  • デスクワークなどで、同じ姿勢が続きやすい方

体が硬い方でも心配はいりません。ピラティスは柔軟性を競うものではなく、今の体でできる範囲から動きを調整していけます。

始める前に確認しておきたいこと

マットピラティスは比較的取り組みやすい運動ですが、体の状態によっては注意が必要な場合もあります。

  • 腰や膝などに痛みがある方
  • 持病があり、通院中の方
  • 妊娠中の方、産後間もない方

こうした方は、始める前に医師に相談のうえで参加を検討してください。また、当日の体調がすぐれないときは、無理をしないことも大切です。気になることは、セッションの前に遠慮なくお伝えください。

続けるうえで大切にしたい考え方

マットピラティスは、1回で何かが大きく変わるというより、少しずつ体の感覚に気づいていく運動です。「今日は背中の使い方がわかった気がする」「呼吸が前より楽に続いた」。そんな小さな気づきを積み重ねていくことが大切です。

そのためには、無理のないペースで続けられることが欠かせません。いきなり頑張りすぎるより、生活の中に無理なく組み込める回数から始めるほうが、結果的に長く続けやすくなります。週に何回通うのがよいか迷う方は、ピラティスの頻度について解説した記事も参考になるはずです。

VERT34がマット専門・1対1にこだわる理由

パーソナルピラティス VERT34は、マットピラティス専門のスタジオです。器具を使わず、マット1枚で、1対1のセッションだけを行っています。その理由を3つにまとめます。

自宅でも思い出しやすい動きを身につけてほしいから

スタジオにいる時間は、1週間のうちのごく一部です。だからこそ、日常に持ち帰れる動きを大切にしたいと考えています。

マット1枚で行う動きなら、ご自宅でも思い出しやすくなります。セッションで教わった感覚を、普段の生活の中でも意識しやすくなる。そのつながりをつくりやすいことが、マット専門にしている大きな理由です。

1対1だから、その日の体に合わせて調整できる

マットピラティスはシンプルな分、フォームのわずかな違いで使われる部分が変わります。自分では正しくできているつもりでも、少しずれていることは珍しくありません。

VERT34では、インストラクターと1対1でセッションを行います。体の状態やクセに合わせて、その都度メニューを調整できるのは1対1ならではです。「今の動きで合っているのかな」と感じたときも、その場で質問できます。

完全個室で、人目を気にせず集中できるから

VERT34は完全個室です。ほかのお客様の目を気にせずに、自分の体に集中していただけます。

「初めてで動きがぎこちないのが恥ずかしい」「周りと比べてしまいそう」。そんな不安がある方にも、落ち着いて取り組んでいただきやすい環境です。

マットピラティスを始めるまでの流れと料金

VERT34では、田町・三田と横浜の2店舗で同じ料金・プランをご用意しています。田町・三田店は三田駅A7出口から徒歩1分、横浜店は横浜駅西口から徒歩5分です。

ご入会までの4ステップ

  1. お問い合わせ・体験予約(お問い合わせフォームまたは公式LINE)
  2. カウンセリング(体の状態や目的のヒアリング)
  3. 体験セッション(マット1枚・1対1)
  4. ご入会

体験だけで終えていただいても問題ありません。詳しくはご入会までの流れのページにまとめています。

体験セッションと月謝の料金

項目 料金(税込)
体験セッション 30分 2,200円
体験セッション 60分 5,500円
30分×月4回 月13,200円(1回あたり3,300円)
60分×月4回 月26,400円(1回あたり6,600円)

このほか、30分・60分それぞれに月8回のプランもあります。入会金は11,000円ですが、体験当日にご入会いただくと体験料・入会金が0円になります(実施内容は変更になる場合があります)。すべてのプランは料金ページでご確認ください。

マットピラティスについてよくある質問

マットピラティスは初心者でもついていけますか?

はい、始めていただけます。VERT34は1対1のセッションなので、周りのペースに合わせる必要がありません。今の体の状態を確認しながら、できる動きから一緒に進めていきます。

マットは自分で持っていく必要がありますか?

持ち物としてお願いしているのは、動きやすいウェアとタオルです。お水はスタジオで1杯ご用意しています。そのほか気になることがあれば、事前にお問い合わせください。

自宅だけでマットピラティスを続けてもいいですか?

自宅で体を動かす習慣をつくるのは、とても良いことです。ただ、ピラティスは細かなフォームの違いで意識しやすい部分が変わります。ときどき専門家に動きを確認してもらうと、自宅での練習もより安心して続けやすくなります。

30分のセッションでも意味はありますか?

30分でも、呼吸の確認や基本の動きに集中して取り組めます。短い時間だからこそ、予定の合間にも組み込みやすいという良さがあります。60分のセッションでは、より多くの動きに時間をかけて取り組めます。ご自身の生活に合わせて選んでみてください。

ヨガとは何が違うのですか?

どちらもマットの上で行うことが多いため、似た印象を持たれがちです。呼吸の仕方や動き方、目的に違いがあります。詳しくはピラティスとヨガの違いを解説した記事をご覧ください。

まとめ:マットピラティスは、今の体と向き合うところから始められる運動です

マットピラティスは、マット1枚の上で、呼吸と動きを合わせながら体をコントロールしていく運動です。大きな器具を使わない分、覚えた動きを日常や自宅に持ち帰りやすいという良さがあります。

一方で、シンプルな動きほど丁寧さが求められます。自分では気づきにくいクセもあるため、最初は1対1で教わりながら進めると安心です。

パーソナルピラティス VERT34では、完全個室・1対1で、マットピラティスをじっくり体験していただけます。「自分にもできるかな」と迷っている方こそ、まずは30分の体験セッションで実際の雰囲気を確かめてみてください。ご予約はお問い合わせフォームから受け付けています。